「高島孝一郎の理想の恋人」栖山トリ子
「高島孝一郎の理想の恋人」栖山トリ子
新書館/ディアプラス・コミックス
○会社の後輩×隠れナルシスト
ナルシストなのが、後輩の北村にバレてしまった高島。
黙っている代わりに要求されたのは、セフレになること。
覚悟を決めるが、北村はEDで…
高島はどこかズレてて天然で、乳首の手入れも怠らない、
努力を欠かさない好感の持てるナルシスト。
怒ってても、褒められると一瞬で浮かれちゃうところが可愛い。
無表情だけど、期待もあらわな北村がツボ。
徐々に感情がちょい漏れしていくのに、キュンとさせられる。
高島はゲイではないので、
セフレを要求されるわ、いちもつ見せられるわで怯えっぱなしだし、
嫌悪感丸出し。
北村は北村で、高島のズレた言動で、
ED治療どころか萎えバロメーターが、振り切れっぱなし。
脅しから始まるのに、シリアスな展開ではなく、
二人のやりとりにくすっと笑ってキュンともしてしまう。
年下攻めの王道ものではあるけれど、
ちょっとズレたキャラの魅力が物語の良いアクセント。