「愚か者ども、愛を知れ」会川フゥ
「愚か者ども、愛を知れ」会川フゥ
エンターブレイン/B's-LOVEY COMICS
モテリーマン木野がEDになり、自棄になって始まる関係。
木野の自分勝手さクズさがいっそ清々しくて憎めない。
振り回されながらも、顔の良さに抗えない岩倉と何とも良いコンビなので尚更。
キャラの性格やお話の性質上あまり気にならないけれど、
途中で攻守逆転するので、苦手な人は苦手かも…
同時収録の2シリーズもお薦め。
「轟木の春」はDK同士の不純な動機から始まる、
マイナススタートからの挽回もの。
これでもかって言うくらい甘酸っぱい。
「猫やサオダケと僕」は、3編の中で一番薦めたい。
可愛がっていた猫の代わりに現れたおじさんに、
DKが「撫でて」と要求されるお話。
ホラーでも変質者ものでもない。
普通のDK風体なのに、一人称僕のリョウのピュアさ!
リョウがピュアだからこそ成り立つ出会いから始まる、
年の差あまあま時々猫のお話。
続きが読みたいと熱望していたら、続きが出た!