「25時、赤坂で」夏野寛子
「25時、赤坂で」夏野寛子
祥伝社/onBLUE comics
○超人気俳優×新人俳優
ストーリーの展開が丁寧で、丹念なトーンの陰影が目を引く。
同性愛ドラマの共演を機に身体から始まる関係。
実直で向上心のある受けのサクセスストーリーでもある。好き。
攻めが飄々としているので、気持ちが分かりづらく、好きなんだよな…?位で読み進めていると
最後にめちゃめちゃキュンとする。
えー!そんなに好きだったのか!
読了後にまた頭から読むと「白崎くんだからだよ」始め、攻めの台詞や表情がストンと落ちてくる。
続けての二回目読みは必須だと思う。
ここは、受けは芝居の為と思ってるだろうと気持ちを計り兼ねているんだろうなぁ、とか。
ここは、実は忍耐強いのか…いや、あわよくばと計算してないか、とか。
そして最後でまたキュンとすると。
ここ一年位で発売されたBLで、個人的No.1。
読んだ回数も群を抜くと思う。